電波女と青春男2

 眠れないので読みきった。中だるみが酷かったのだけど、
後半は面白い。

本人たちが何故かは分かっていない状態でペットボトルロケットを作りつつ、主人公が
電撃路線なギャルゲイベントをこなしつつ、裏で奔走する叔母さん。

今回は間違いなく叔母さんがヒロインかつ主人公。
マコ君（名目主人公）たちの表の話がつまんねぇのなんのって。
エリオ関連の、こいつどうしようもねぇなって話は良いんだけど。

叔母さんが、更年期の身体に鞭をうちつつ、とある人を助けるために
頑張るんですが、湿布だの筋肉痛だののババア表現が神ｗｗ

同年代クソニートに求婚されたり、電波女と青春男してるのは
40代キャラだった――。
何を言ってるかわからねぇと思うが、事実だ。

街の人間が宇宙人を好きな理由、良く話題に出す理由を
綺麗にまとめていた。
それと真っ向から闘う叔母さん（40歳子持ち元クソビッチ電波女）は
素敵だったよ。
頭がおかしいのは見た目だけで、普通のお母さんとして頑張ってるんだね！
最後は甥っ子のマコ君に叔母さんでもおｋって思わさせてるしｗｗ
良かったじゃないですか。

マコ君たちの安易な電撃路線ギャルゲはクソつまんないんだけど、
エリオに対する世間の冷たさと同級生からの「うわキモイ」的な扱いと
母親とマコ君に助けられてなんとか人間をやれてる様子はさすが
入間先生だと思った。

まーちゃんに対しても同じなんだけど、頭がおかしくなった女の子への
扱いが冷酷で良いよね。
嘘つきみーくん7巻よりはよっぽど面白かったです。
来月は短編集の嘘つきみーくんが出るから楽しみ。